「コンディショナー、トリートメント、リンス…色々あるけれどどれを買えばいいの?」
「リンスとトリートメント…両方使ったほうがいいの?」
今回は、コンディショナー、トリートメント、リンスの違いと、
どういうケースで何を使うべきなのか、おすすめの使い方をご紹介できればと思います。
自分にあったヘアケアを見つけて、健康で美しい髪を目指しましょう!

トリートメント・コンディショナー・リンスは何が違う?

「コンディショナー、トリートメント、リンス…色々あるけれどどれを買えばいいの?」
「リンスとトリートメント…両方使ったほうがいいの?」
など、ヘアケア用品を買おうとしてふと疑問におもったり、
迷ったりしたことがある方も多いのではないでしょうか。

美容室でおすすめのものを購入するならば迷わないのですが、
自分で良いものを探そう!と思った時には、その違いをきちんと理解して、
自分が何を使うべきなのかを分かっておくことが大切です。

今回は、コンディショナー、トリートメント、リンスの違いと、
どういうケースで何を使うべきなのか、おすすめの使い方をご紹介できればと思います。

自分にあったヘアケアを見つけて、健康で美しい髪を目指しましょう!

コンディショナー・トリートメント・リンスの違い

実は決まってない?!コンディショナー・トリートメント・リンスの呼び方

ドラッグストアなどでたくさんのヘアケア商品が並んでいると、それぞれの商品に
「コンディショナー」「トリートメント」「リンス」と、いずれかの単語が表記されています。

ところが、実はこれらの単語の使い方は、“それぞれのメーカーの独自基準”で、
共通の定義があるわけではないんです。

「それじゃ選べないよ!」…ごもっともですね。

そこで今回は、「コンディショナー」「トリートメント」「リンス」という単語が、
だいたいどのように使い分けられているか、その傾向を整理して、商品選びの
参考にしていただけるように解説したいと思います。

コンディショナーと呼ばれるヘアケア

コンディショナーという言葉の意味を考えると、「コンディションを整えるもの」ですね。
その言葉の意味どおり、コンディショナーは、髪の状態を「整える」目的の
ヘアケア用品に使われることが多いです。
それでは、整えるとはどういうことでしょうか?

ポイントは3つ。

・髪をコーティングして、摩擦をへらし、すべりを良くする。
・髪をコーティングして、刺激から守ったり、汚れがつきにくくする。
・髪の状態を「回復」させる、内部の補修効果までは無いことが多い。

つまり、日常的なヘアケアとして、毎日のコンディションを整えるのに
気軽に使いやすいのが、コンディショナーと考えて良さそうです。

トリートメントと呼ばれるヘアケア

トリートメントも、まず言葉の意味を考えてみましょう。
「トリート=治療する」という意味ですよね。

つまり、トリートメントは、
髪の状態を「回復させる」目的のヘアケア用品に使われることが多いです。

髪の状態を回復させるには色々な方法があります。
多くのトリートメントが持つ効果で代表的なのは、次のようなものです。

・髪に栄養や油分などを補って、髪の痛みを補修する。
・髪のタンパク質が溶け出して、傷んだ(スカスカになった)髪の内部に、
 栄養分を染み込ませて、内側から回復させる。
・保湿成分や油分などで髪に働きかけて、質感をコントロールする。

つまり、コンディショナーよりもしっかりとケアできるのが、トリートメントと考えて良さそうです。

リンスと呼ばれるヘアケア

「リンス」という言葉の意味…って、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
直訳すると、「すすぐ」とか「ゆすぐ」という意味があるんです。
その言葉のイメージ通り、ここで解説している3つの中では、
一番簡素なヘアケアであることが多いようです。
具体的には、髪の指通りをよくするために、髪の表面をコーティングする成分が入っていますが、
コンディショナーよりはその効果が薄いものと考えて良さそうです。

トリートメント・コンディショナー・リンスの比較・使い方

健康で美しい髪を目指すなら、おすすめは?

これまでの解説で想像できるとおり、髪の健康に一番効果があるのは「トリートメント」です。

実は洗い上がりの感覚については、
リンスやコンディショナーでも十分満足できるものもたくさんあります。

けれど、その感覚のほとんどは、シリコンなどで
塗り固められることで得られる「表面的な」満足感です。

単に、表面をコーティングすることによってすべりを良くしたり、
ツヤをだしているだけで、髪そのものが健やかに美しくなっているわけではないのです。

見た目だけでなく、髪そのものを健康で美しくしたいのであれば、
トリートメントを使うのが良いと思います。

コンディショナーとトリートメントを両方使ったら効果は上がる?

それぞれ役割が違うのであれば、両方使ったらもっと効果が高まるのでは?

そう考えた方もいらっしゃるかも知れません。
髪を中からも外からも美したい、それであれば両方を使えば良い!
と考えるのは自然な事だと思います。

基本的には、髪が健康な状態であれば、自然とその見た目も美しくなるので、
トリートメントだけでも十分だと思います。

ですが、すぐに実感できるすべりのよさ、表面のつややかさも欲しい!
という方は併用するのもありだと思います。

もし併用する場合には、1つ注意して欲しいことがあります。
それは、コンディショナーとトリートメントを使う順番です。

必ず、<トリートメント→コンディショナー>の順番で使って下さい。

なんとなく、一番効果が期待できるトリートメントが最後のような印象があるかもしれませんが、
実はコンディショナーが最後のほうが良いのです。

なぜなら、コンディショナーを先に付けてしまうと、髪が皮膜でコーティングされてしまい、
その後のトリートメントの成分が浸透しにくくなってしまうからです。

トリートメント・コンディショナー・リンスの選び方

トリートメント・コンディショナー・リンスのそれぞれの特徴をふまえて、自分の髪質や目的に合うものを選びましょう。

リンスがオススメなのは、髪や頭皮に油分が多く、ベタつきやすいという方です。
油分が多いということは、ご自身の自然な状態で保湿が行えているということ。
その上でさらに保湿効果のある成分配合のものを使ってしまうと、
ますますベタついてしまう可能性があります。

とはいえシャンプーだけだと、油分が落ちすぎて今度はパサついてしまう
ことが多いので、リンスで適度に補うのがちょうどよいと思います。

コンディショナーがオススメなのは、髪が乾燥してパサパサとしていたり、きしみが気になる方です。
髪をコーティングするので、クシ通りがよくなり、すべりの良い髪になることが期待できます。

とは言え、髪質の改善や回復までは望めないことが多いので、
あくまで「お化粧のようなもの」と考えていただければと思います。

最後にトリートメントがオススメなのは、カラーやパーマをかけていて
髪の傷みが気になる方はもちろん、髪質を改善させたいと考えている方です。

カラーやパーマは、トリートメントを使用することで持ちが良くなることも期待できます。
また、カラーやパーマをかけていなくても、
髪のダメージは毎日少しづつでも蓄積されていくものです。
髪の健康を保ち、長く美しい髪を維持していきたい…
と考える方は、トリートメントを選ばれるのが良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
トリートメント・コンディショナー・リンスの違いをご説明しましたが、
ヘアケアを選ぶときの助けになれば嬉しく思います。

また、呼び方の違いだけでなく、シリコン入りかノンシリコンかなど、
気にしたほうが良い成分の違いがありますので、ぜひ合わせて
そちらの記事もご覧頂ければと思います。

ヘアケアをマスターして、健康で美しい髪を育てていきましょう!

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